THE BGM ROCK SHOW Vol.2 (Banquet by Grabby Monsters)

2016/10/04

 

 

 

何か新しい目的を見つけると、人はどうしてこんなにも活力をゲインできるのか。

再びBGMを企画しようと決断した時、途中で困難を避ける保険すらないまま、おそらく僕にはすでに着地点しか見えていなかったように思える。

 

リスクのマネジメントなんて皆無だ。

 

ただ開催することだけに慎重になるくらいなら、いつでも放棄すればいい。

 

Yellow Studsの出演を前提に企画を進めてしまう後ろめたさは多少なりともあったが、それは仕方ない。

彼らの音楽に心底ほれ込んでしまった僕にしてみれば、彼らを呼べないイベントなんて、香辛料のないカレーみたいなもんだ。

だからこそ、強烈なスパイスに負けないブッキングを実現できなくては意味がなかった。

 

メニューを見ただけで垂涎必至。

テーブルに乗せられた瞬間に、食欲の上限を遥かに超えてしまうような圧倒的濃厚感。

 

そんな背骨まで痺れるようなイベントを具現化するべく、僕はバイタリティのゲインを目盛りいっぱいに上げた。

 

 

 

 

そして、2016年9月17日(土)快晴。

 

【THE BGM ROCK SHOW Vol.2 Banquet by Graaby Monsters】開催。

 

 

 

【赤い月】

埼玉県越谷市を拠点に活動する、ヘビープログレッシブなオルタナティブバンド。

いまや越谷のロックシーンに欠かせない存在感を放つ彼女たちが、これだけ濃いメンツの中でも、決して見劣りしないステージで、最高の幕開けを見せてくれた。

 

【Jake stone garage】

絶大な人気を誇っていたホームの北海道から東京に進出するや、またたく間にロックシーンの最前線に躍り出た彼らが、ついに越谷初上陸。

3ピースとは思えないほどの圧倒的な熱量で鳴らされる、まさにTHEロックンロール。

 

【Made in Asia】

唖然とするほどの超絶パフォーマンスで、B'zの稲葉浩志をはじめ、スガシカオやEXILE/ATSUSHIのソロプロジェクトRED DIAMOND DOGS等、いまや多くのトップアーティストをギターで支え、絶大な信頼を寄せるスーパーギターリスト、Duran率いる3ピースバンド。まさに異次元のギター。それを支えるリズム隊も超モンスター級。

 

【Yellow Studs】

言わずと知れた、インディーズロック界の最重要級バンド。
長きに渡って完全無所属を貫きつつも、2014年にはKIRIN「氷結」のCMソングを手掛けるなど、インディーズバンドとしては異例の存在感を放ち、メジャーとの垣根を余裕で蹴散らすほどの勢力的な活動で全国を席捲。
8thアルバム「door」リリースツアーも大成功で終え、さらに勢いを増した彼らが再びBGMに登場。越谷が大いに揺れた。

 

【キノコホテル】

妖艶で猥雑で最高にロックな世界観で、結成10年を目前にして更に進化。
キングレコード移籍第1弾の5thアルバム『マリアンヌの革命』をリリースしたばかりの「キノコホテル」が 遂にBGMに登場。トリにふさわしい強烈なステージで、最後までオーディエンスを虜に。

 

 

予想を遥かに超える超満員。出演してくれたバンド全てが本当に最高だった。

 

イベンターなんて大それた肩書は僕にはふさわしくない。

 

僕なんて、音楽を愛するただの美容師に過ぎない。

 

それでも、出演してくれたミュージシャンやお客さん達が、本当にたくさんの感謝と次回開催の期待を僕に与えてくれた。

 

それだけで新しい目的が、また姿を現す。

目盛りいっぱいに上げたはずのゲインが、まだ上がることを僕に知らせてくれる。

 

ともあれ、日常の業務が何よりも大切。それは変わらない。

 

その中で、自分の「できること」と「やりたいこと」が同一線上に重なったとき、それはきっと「やるべきこと」に変わるのだ。それがいつになるかは分からないが、僕にリスクマネジメントの概念はない。

 

ただその時が来るのを心待ちにしている。

もうすでに見えている着地点に日々興奮しながら。

 

 

 

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